2021.04.30
口の中が渇いてつらい。
その場合、口腔乾燥症が疑われます。
神戸市西区の医療法人社団ありせファミリー歯科ブログへようこそ。
院長の同前です。
今回は、「口腔乾燥症」についてご説明します。
「口腔乾燥症」とは、
文字通り口の中が乾く症状です。
それ自体は病気ではありません。
そのため、ご本人さまが何も困っていなければ治療しない場合もあります。
口腔乾燥症の治療は、大きく2つに分けられます。
【口腔乾燥症の原因を解決する】
【口腔乾燥症の症状を和らげる】
それぞれの治療について解説します。
【口腔乾燥症の原因を解決する】
まず、口腔乾燥症の原因を調べます。
よくある原因として、
①治療薬や放射線治療などの副作用
②全身の病気
(シェーグレン症候群、糖尿病など)
③塩分の摂取量が多すぎる場合
(外食が多い方によく見られます)
④水分の不足
⑤睡眠不足
⑥極度のストレス
⑦自律神経の異常
⑧唾液腺(唾液をつくる器官)の異常
などです。
口腔乾燥症を引き起こした原因を、まずはっきりさせて、治療を行うことが理想です。
しかし実際は、原因が一つだけとは限りません。
何が原因かが検査でも分からない場合もあります。
その場合は、対症療法が次の選択肢になります。
【口腔乾燥症の症状を和らげる】
対症療法と呼ばれる治療法です。
人工唾液などの治療薬剤を使用します。
現実的には、
実際に「口腔乾燥」に困って当院を受診される方は、
❶薬剤などの副作用
❷糖尿病などの全身疾患
❸自律神経の異常
❹極度のストレス
の順に多いような印象を受けます。
ありせファミリー歯科では、口腔乾燥症についてのご相談も承ります。
お困りの方は、お気軽にどうぞ。