神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2020.03.05

【人生の最後に何を食べたいですか?】

【人生の最後に何を食べたいですか?】

人生初めて口にするものといえば、
母乳だったり、粉ミルクだったりするわけで、
みんな同じだろうと思います。
本人の意思に関わらず生まれる前から決まっています。

それでは、人生最後に口にするものといえば、どんなものになるのでしょうか?

最期まで自分の意思で食べるものを選んで、自分で準備して、介助なしで食べる事ができるなら、それが一番だと思います。
それがかなうなら、何を食べるかはその時の気分で決めたいと思います。

しかし、もしかしたら自分の意思で決められない状態かもしれないし、介助されなくては生活できなくなっている事だって予想されます。
健康状態や、歯の状態によっても、食べられるものが限られるでしょう。

そこで敢えて問いたいとおもいます。
人生最後に口にするものは、何がふさわしいのかを。



人工呼吸器や点滴がついた状態で、かろうじて生命が維持できており、場所は病室で入院中と想定します。

しゃべることは出来ませんが、まばたきは出来る状態だとします。

あなたなら最後に何を食べたいか。
あなたの身近な人に何を食べさせてあげたいか。




いろいろな状況を考慮した結果、
私が現時点で出した結論についてお話します。

飲み込む能力が著しく衰えているものと想定すると、液体のもの。それも数滴が限界だと思います。

普通に考えれば「水」だろうと思われます。

【人生の最後に何を食べたいですか?】


しかし。「水」以外に何か味のあるものがないかなぁと考えたとき、何をおもいつきますか?

もしも味覚がなくなっていた場合には、香りの特別良いもの。
味覚が機能しているなら、甘いもの。
お酒が好きな人ならズバリお酒。


この辺りが答えに近づいているのではないかと思います。

「甘み」、もしくは「甘酸っぱさ」
私が一番ふさわしいと思うのは乳酸菌飲料、
やっぱり「ヤクルト」を強く押したいと思います。

今、自分の最期を想像しましたが、甘すぎる飲み物だと口の中がベタベタしそうだし、適度の酸味のあるヤクルトがいいかなと思います。

または香り重視なら「柑橘系の香り」
レモンの絞り汁とみかんの絞り汁なら、
なぜか自分はレモンをリクエストしてしまいそうです。

お酒が好きなら、「日本酒」「ワイン」「ウイスキー」などでしょうか。
私が選ぶなら、味わい重視で「日本酒」にします。





というわけで、私の結論は、

人生最期に口に含むなら、

「ヤクルト」「レモンの絞り汁」「日本酒」
のこの辺りがいいんじゃないかと思いました。

【人生の最後に何を食べたいですか?】

当然、異論反論あると思います。
そもそも一年後の私はきっとまた違うことを言っている気がします。


歯は一生モノ、死ぬまで自分の歯で食べたいです。しかし、リアルに想像していくと、突き詰めた結果、こうした結論になりました。





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