2021.09.30
医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。
院長の同前です。
今回は日本史のなかでもあまり取り上げられることのない、【裸国】と【黒歯国】の話題です。
邪馬台国で有名な「魏志倭人伝」には、邪馬台国以外の国も紹介されています。
その中でも、【裸国】と【黒歯国】は、邪馬台国から、南東の海をさらに1年船で渡った先にある国だとされています。
現代人の私たちが、普通に考えれば、それは南アメリカ大陸のことだと想像がつきます。
しかし、魏志倭人伝の書かれた2千年前に、果たして本当に東アジアの人たちがアメリカ大陸の存在を知っていたでしょうか。
【裸国】と【黒歯国】の内容は、あまりにも現実離れしすぎていて、歴史界では、無かったもののように扱われています。
しかし、南アメリカ大陸では、縄文土器に似た遺物が発見されたり、先住民族のDNA分析で、日本人との共通点が見つかっています。
改めて考えると、ありえない話です。
しかし、2千年前に中国に残された歴史書によると、日本から南東の海のはるかかなたには、人の住む国があると当時の人たちが考えていたのは、確かなことのようです。