2022.03.21
【型と形】
こんにちは。
ありせファミリー歯科ブログにようこそ。
院長の同前です。
突然ですが、今回は、日本語のはなし【型】と【形】の違いについておはなしします。
私がこのことを気になったきっかけは、「鬼滅の刃」で主人公たちの使う必殺技である、
【〜〜の型】の名称です。
私は大学時代に柔道をしていたのですが、たしか柔道では、【〜〜の形】という漢字表記でした。
そこで、さっそくスマホで調べてみると、以下のようなことが判明しました。
【形】
剣道、柔道では、【形】の漢字を使うようです。
【型】
空手では、【型】の漢字を使うようです。
【形と型】
弓道では、初級では【型】を使い、上級者では【形】を使うようです。
日本語での言い回しの中には、
「型にはまる」
「型にとらわれない」
「型やぶり」
など、「型」には、それにとらわれすぎないことに、美点があるようなニュアンスがあるようです。
それに対して、
「形になる」
「形なし」
など、「形」には、理想的なイメージがあるようです。
いろいろ調べてみると、
【型】には、初心者がはじめにお手本として与えられるものの意味があります。
その【型】通りの動作ができるまでが、初心者であり、
【型】通りの動作ができるようになれば、中級者になれるようです。
【形】とは、中級者が【型】の動作を何度も何度も繰り返すうちに、さらに改良を加えながら発展させたものが、【形】と呼ばれるようです。
自分なりの【形】ができれば、上級者と認めてもらえるようです。
体格や関節の可動域、瞬発力など、人間には個体差が大きいため、それぞれが理想とする動作には、人によって微妙に差異があるはずです。
自分にとっての理想の動作を見つけるための近道が、まず基本の【型】を身につけて、その後に自分だけの【形】を見つける事だと思います。