2022.03.28
久しぶりに書籍紹介です。
NHKの番組で紹介されていたことで知りました。
医療従事者であれば、是非読んでおきたい本です。
私が書評するよりも、著者の関本剛先生の文章をそのまま抜き出してご紹介させて頂きます。
患者さんが一番大切にしていることを知り、それを最大限尊重する
最善を期待しつつ最悪に備える
人は誰でも誇りにしていること、宝物にしている記憶を持ち合わせていることは間違いない
得体の知れない不安に抗い、もがいている患者さんの気持ちを考えれば、それを否定するほど、逆効果になることが多い。
たまに最悪を気にしつつ、普段は最善を期待する
直接対話よりも、間接的なメッセージがかえって心に響くという現象は、間違いなくある
限界を認め、それを受け入れるということは、敗北ではなく、人間の強さである。
これまで、無理して引き受けた仕事や、迷った末に「やる」と決めた仕事は、不思議と私に必ず何かしらの財産を残してくれた。
人間が本来持ち合わせている精神の再生力、回復力を充分に機能させるには、とことん落ち込み、とことん悲しむということは必要である。
悲しむ権利は誰にでもあるのだ。
大切なのは、今日これからさ