神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2022.06.24

【私が体験した奇跡】

【私が体験した奇跡】

医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。
院長の同前です。

ありせファミリー歯科は、神戸市西区の年中無休の歯科医院です。


今回は、私の経験した【奇跡】について、皆さまにお話したいと思います。




息子が生まれた父親が、将来2人でやりたいこといえば、
「キャッチボール」や、「お酒を酌み交わす」などが定番です。

【私が体験した奇跡】

私の場合は、ちょっと違って、
「息子と2人でカブトムシを獲りに行く」
のが、夢でした。


昆虫に興味があって、喜んでくれる年齢だと、4〜5才くらいになります。


息子が生まれた時から、大きくなったら、一緒にカブトムシを獲りにいくのを、密かに楽しみにしつつ、成長を見守ってきました。

【私が体験した奇跡】

やっと、息子が4才になり、カブトムシ獲りにいける年齢になったとき、私はバスと電車の片道2時間をかけて通勤して仕事をしていました。

また、土日勤務で、休みは水曜日の週一日のみでした。

さらに、当時は引越したばかりで、どこにカブトムシを捕まえることのできる森があるのか土地勘もわかりません。


その日は、7月半ばころ、夜の11時前だったように思います。

【私が体験した奇跡】

最寄りのバス停から、とぼとぼ自宅に歩いて向かう道のことでした。


夜遅く、ほとんど車も通らない時間帯に、地面を見つめながら、道路を歩いていました。


「息子とカブトムシ獲りに行けないくらい仕事をして、なんのための人生だろう。」

「今、空からオスのカブトムシが目の前に落ちてきたら、どんなにうれしいだろう。」

そう思った瞬間、自分が見つめている地面に、黒い塊が、ぼとんと音を立てて落ちてきました。


まさかと思って、かがみ込んで、両手でそっと拾いあげると、赤黒いオスのカブトムシでした。

【私が体験した奇跡】

お腹には、金色の薄い毛が、びっしり生えています。鋭い手の爪が、私の手のひらに食い込みました。


「とにかく、家に持って帰ろう」
そして、家に帰り、ボール紙で即席の虫かごをつくり、中にカブトムシを入れました。


その日は、遅かったため、息子は当然眠っていました。

そして、翌朝、いつもよりもずいぶん早く息子を起こして、私が仕事に行く時間まで、一緒にカブトムシを観察しました。


これが、私が経験した奇跡です。
人生には、どんな人にも必ず奇跡は起きるといいますが、私の場合はカブトムシでした。





今でもはっきりとその瞬間を覚えています。






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