神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2022.10.06

【レノン・マッカートニー】

【レノン・マッカートニー】

今回は洋楽のお話です。
歴史に残るロックグループ「ビートルズ」
その結成にまつわるエピソードがすごく好きです。


舞台は第二次世界大戦終結間もない、イングランドの港町リヴァプールです。

アメリカ合衆国のニューヨークとの連絡船が行き来する町ですが、多くの貧しい労働者のすむ町としても有名でした。







事情があって、おばのミミおばさんと2人で暮らす15才の少年ジョン=レノンは、両親と一緒に暮らした記憶がほとんどありません。
おばのミミおばさんは、裕福で立派な家に住んでおり、ジョンは金銭的には恵まれた環境で暮らしていました。
しかし、学校にはまともに通うことなく、喧嘩に明けくれ、いわゆる非行少年たちの間でも恐れられていた存在だったそうです。
クオリーメンというロックバンドを組み、リーダーをしていました。





一方、ポール=マッカートニーは、ジョンの2学年下になります。
ジョンと同じ街に暮らしていました。
労働者階級の家庭で、裕福ではありませんでしたが、両親ともにアマチュア音楽家で、本人も音楽の才能を伸ばせる環境で、幼少時代を過ごしました。
また、大変勉強もできたそうで、地域の最難関の高校に入学する学力があったようです。

13才のポールは、当時人気だったアメリカのロックスター、エルビスプレスリーのレコードを聞いて、ギターで弾き語りを練習していました。





ジョンの友人が、たまたまポールの存在を知り、クオリーメンの新メンバーの候補として、ジョンに推薦します。
ポールはジョンの前に連れて行かれました。




不良グループのボスとして、地域でも有名だったジョンのことを、ポールは当然、知っていました。



ポールは大変緊張しながら、ジョンの前で、エルビスプレスリーの曲の弾き語りを披露しました。




それを聴いたジョンは、その場では合格とも不合格とも言いませんでした。
後日連絡すると告げてポールを帰します。



リヴァプールの少年たちが手に入れることができるレコードは、ニューヨークからの連絡船の運ぶ中古のものでした。
そのため、歌詞カードなどなく、ほとんどの少年は、耳で聴くだけで、曲を再現しなくてはなりませんでした。



ジョンでさえ、エルビスプレスリーの曲の歌詞をちゃんと聴き取れない部分があり、適当な歌詞を当てはめて歌っていました。
しかし、ジョンの前で歌うポールは、完璧にエルビスプレスリーの曲の歌詞を再現していました。








超一流の少年と、
超一流の少年が出会った瞬間でした。







ジョンは、迷います。

自分のグループに加入させたら、ポールの人気は自分を上回るかも知れない。そうすれば、自分はグループの中では主役ではなくなる。

しかし、自分のグループに加入させなければ、他のグループに入り、自分のグループは1番にはなれない。





迷って迷って迷った結果、
ジョンはポールをクオリーメンに参加させます。







その後、どうなったか。
クオリーメンは、ビートルズと名前を変え、
世界最高のロックバンドに成長していきます。



若き日のジョンが、2人が出会った瞬間に感じたのは、正確な未来の自分達2人の姿でした。
ジョンは迷った末に、自分の人生を大きく左右する決断を下しました。


そしてジョンの決断は、ジョンとポールだけではなく、世界中を幸せにしました。
私の好きなエピソードです。





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