神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科　院長ブログ

医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。
院長の同前です。





今回は、ありせファミリー歯科での実際の治療をご紹介します。
こちらのエックス線写真は、ある20代後半の患者さまのものです。
令和4年4月初診。左下奥歯の歯茎の腫れと痛みを伴い、当院に来院されました。

左下奥歯の下顎骨の部分のエックス線写真です。






楕円形に見える黒い部分に病巣が写っています。
病巣は2本の奥歯にまたがっているため、
病巣の原因となった歯を特定するのが困難な状況です。

さっきと同じエックス線写真です。
今回は、必要な検査をしたのち、オレンジ色で囲んだ部分にバイ菌が入り込んで病巣ができたと診断し、治療に取り掛かりました。





原因部分にお薬を注入したのを撮影したのが、下の写真です。

ここまで、初診時から1週間程度。
来院回数は2回です。




この時点で、歯茎の腫れ、歯の痛みは消失し、
患者さまは日常生活の不便は無くなりましたが、
病巣が治ったかどうかを判定するには、
半年ていどの期間が必要です。



病巣が治ったかどうかは、エックス線写真の比較でしか判定出来ません。
また、病巣が治癒したのち、新しい骨組織(こつそしき)が完成し、エックス線写真で認められるようになるためには、半年程度かかるのです。



上の写真たちが、令和4年4月のものでした。
つい先日(現在、令和4年10月です)、半年後のエックス線写真を撮影し、治癒の確認を行いました。


それが下の写真です。

新しい骨も順調に形成されていて、
治療は今のところうまくいっているようです。









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