神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2022.11.20

【歯の痛みになぜ抗生物質が効くの?】

【歯の痛みになぜ抗生物質が効くの?】

医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。

院長の同前です。


今回は「抗生物質」の話題です。
急に歯が痛くなって、歯科医院を受診した際に、何も治療することなく、薬だけをもらったことのある方は多いと思います。
そして、その薬を飲むと、不思議と痛みは和らいでしまいます。




この時に服用しているお薬が、
【抗生物質】です。

【歯の痛みになぜ抗生物質が効くの?】

急性歯髄炎(ムシバの痛み)には、あまり効果は期待できませんが、
急性歯周炎(歯茎などの痛み)には効果が期待できます。




「急性」とは、反対の意味になるのが、「慢性」と言う言葉です。


【歯の痛みになぜ抗生物質が効くの?】







抗生物質の効果は、実は、急性歯周炎を完治させる訳ではありません。
急性歯周炎を、慢性歯周炎に変化させて、痛みを和らげます。








「急性」とは、激しい痛みが生じて、日常生活に支障があるような状態
「慢性」とは、ほとんど痛みを感じることはないけど、将来的に再び「急性」の状態になる可能性のある状態だと思ってください。

【歯の痛みになぜ抗生物質が効くの?】







すぐに治療に取り掛かるか、
再び急性化するまでそのまま様子を見るかは、個々のケースによって優先順位は変わってきます。

ありせファミリー歯科では、その都度、患者さまと相談しながら計画を立てています。








抗生物質の効果が満足に得られない場合もあります。
その際には、速やかに治療に取り掛かります。







また、慢性状態が急性化するきっかけは、疲労の蓄積や、睡眠不足、体力の低下なども考えられます。

【歯の痛みになぜ抗生物質が効くの?】








精神的、肉体的な無理をしているような心当たりのある方は、抗生物質よりも、まずは必要な休息をとることも大切です。







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