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2020.03.20

【日本語のふるさと】

【日本語のふるさと】

今回は歯科とは全く関係ありません。
私の趣味の1つに、「日本語の起源を推理すること」があります。

日本語は、いつどこで話されるようになったのか。どんな人たちが話しはじめたのか。どんな風に考え出されていったのか。そんな事を考えるのが楽しいです。

同じ趣味の人に出会った事はありません。
どんな風に推理するのかを、今回はほんの一部、ご紹介します。

全ての人類がアフリカ大陸で発生したことが確実視されるようになりました。

日本語がアフリカ大陸で生まれたのか、アフリカ大陸から日本に到着する途中で生まれたのか、日本列島で生まれたのか。

結局はこの3つのうちのどれかしか無いわけです。

日本列島に到達した人類は、日本海から北回りルート、日本海から南回りルート、沖縄から船での海路ルートの3つに分けられるそうです。

このうち、旧石器時代の遺跡で、日本で初めての人類の痕跡は、「関東」で、しかも「船で上陸したと考えられる」そうです。

稲作と金属器が日本列島に伝わって、縄文文化から弥生文化に変化していく訳ですが、
私たちの話す日本語は、縄文時代から日本列島にいた人たちが話していたものなのか、弥生文化を伝来した集団が話していたものなのか、どちらなのでしょうか?

その謎を解く鍵になる言葉は、いくつかあると思われますが、私が着目したのは「カネ」と言う単語です。

金属を表す日本語は「カネ」です。
叩くと「カン」と音「ネ」のする物質であるから、「カンネ」呼ばれるようになったのが語源であろうと私は想像しています。
金属は弥生文化とともに日本に伝わったのだから、それまでは日本語には金属を表す単語がなかった可能性が高いと思われます。

中国語では「キン」、韓国語では「キム」
これも叩いた時の音を表した名前だと想像されますが、叩くと言っても、「キン」は金属同士の音。
「カン」は金属を石で叩いた音、因みに「ガン」「ゴン」は木で叩いた音に近いと思います。

金属器は、日本海北回りルートではなく、沖縄からの海路ルートでもなく、明らかに中国大陸から朝鮮半島を経由して日本に伝わりました。

「カネ」は初めて伝わった金属器である青銅器で、製品としては、武器や農具ではなくて、楽器の「カネ」で、しかも品物と交換できる「おカネ」の役割も果たしたのではないかと想像しています。

【日本語のふるさと】

日本語では金属を表す単語である「カネ」が楽器の鐘「カネ」と貨幣紙幣である「カネ」と同じ言葉を使うからです。

楽器の鐘「カネ」はもちろん銅鐸だろうと思います。銅鐸は古事記日本書紀や風土記、万葉集にもその名前が登場しません。
名前は謎とされていますが、私は「カネ」と呼ばれていたと想像しています。

また、金銀銅鉄など、金属にはいろんな種類があります。あかがね、くろがね、しろがね、こがね、まかね、ひひいろかね、などのように、まず基本単語の「カネ」があり、そこから派生して色々な種類の金属を「色調+カネ」で表す造語法則があるようです。


以上より、日本列島に持ち込まれた金属が、
持ち込んだ側の言葉で呼ばれるなら、現在の日本語でも金属の事を「キン」「キム」などと呼ぶはずですが、そうはなっていません。

当時の日本列島の住人が持ち込まれた金属を見て、それまで彼らが見たこともなかった物体と材質を「カネ」と呼ぶことに決めた。
その金属は青銅器で、製品は鐘「カネ」であった。

稲作を伝える側と伝えられる側の言語が別々だとしたら、日本語を話していたのは、伝える側ではなくて伝えられた側だった。

それは、金属を表す単語「カネ」が、中国や韓国で今も使われている「キン、キム」とことなるからである。


そうだとすれば、縄文時代の日本列島の住人が今の日本語を話していたと考えられる。


このようにして、いろいろ推理しながら、古代の日本を想像すると楽しいと思いませんか?





ここまで読んでくださった方、もしもおられたとしたら、心の底から深く感謝いたします。
次回からはまた「歯」に関係したテーマにしようと思います。

【日本語のふるさと】

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