2020.03.24
書道、華道、剣道、弓道、柔道、合気道など、
「道」のつく世界では、「姿勢」を非常に重視します。
初心者は、「姿勢」をまずはじめに教わります。
正しい姿勢を身につければ、疲れにくくなり、
また速くて正確な動きができるようになります。
また、「姿勢」は身体だけではなく、心を常に平穏に保つためにも大切なことです。
若いうちは、不十分な姿勢でも、ある程度の働きは可能です。
しかし、年を取って体力が衰えてくると、不十分な姿勢では、疲れやすくなります。また、仕事の効率も落ちていきます。
「○○道」と名のつくものには、経験年数が多いほど、熟練度も上がっていくという共通点があります。
高齢になって、さらに上達を続けている人も数多くいますし、「達人」と呼ばれる人たちもおられます。
それぞれの「道」で「達人」とされる人達には、どんな共通点があるのか。
どうやら、「姿勢」に秘訣(ひけつ)があると私はにらんでいます。
歯科医師として日々の診療に当たるときに、
いかに正しい姿勢で長時間の勤務を続けられるか。
それを意識しながら毎日の仕事に当たっています。
「正しい姿勢とはどんな姿勢なのか」についても答えは一つでは無いかも知れません。
いろいろな先輩方をお手本にしつつ、
自分なりの工夫を加えながら、
「道」と呼べるようなスタイルを作って行く。
そんな人生に憧れます。