神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科　院長ブログ

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院長の同前です。







今回は、不思議な日本語の「和田」についての話題です。
人名や地名に、日本中で広く使用されている言葉ですが、その由来は「海」を表すと考えられているそうです。

神戸の人なら、ご存知の方も多いと思いますが、平清盛が整備して日宋貿易の拠点となった港「大輪田泊」。現代の「和田岬」は、サッカーJリーグのヴィッセル神戸の本拠地であるノエビアスタジアムがあります。






「和田」とは、実は、「田んぼ」とは関係なく、「海」を意味する言葉です。
日本語の古語である「わた」とは、海を意味する言葉で、「わた」とも「わだ」とも言うそうです。　

また、古い時代から、日本語では、海の神様のことを「わたつみの神」「わだつみの神」と言うそうです。



これは私の勝手な予想ですが、「わたつみの神」とは、「わたつ生みの神」と言う意味であり、「わたつ生み」の「わたつ」の部分が省略されて、現代の日本語の「海【うみ】」と言う言葉が生まれて定着しているのではないかと感じます。

不思議なことに、英語では「わた」と言うと【water】を意味する言葉になります。
そして【water】には「海」と言う意味にも使用される言葉です。
さらには、日本語において「わた(海)」と「わたし(私)」は、非常によく似た音ですが、
英語でも「water(水、海)」と「we(私たち)」は、同じ【w】で始まると言う共通点があります。