神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2022.12.13

収穫【サッカーW杯】

収穫【サッカーW杯】

医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。
院長の同前です。

初めて真冬に開催された、2022カタールW杯。
日本はベスト16となり、目標として掲げたベスト8には届かなかったものの、世界を相手に堂々とした戦いを見せてくれました。





日本代表は、グループリーグを勝ち抜きましたが、決勝トーナメントでは一回戦で敗退しました。
決勝トーナメントに一勝してベスト8に進出するためには、日本代表になにが必要であるのか、はっきりと見えてきました。







グループリーグと決勝トーナメントは、何が【違う】のか。
本当は、少し考えればすぐにわかる【違い】があります。
それまで、私たちは、知っていたはずなのに、見事に見落としていました。
そして、今回、日本代表チームが敗退したことで、多くの人が、やっとその【違い】に気がつきはじめました。


グループリーグと決勝トーナメントの違いは、
【延長戦】があること
【PK戦】があること
この2つしかありません。






日本代表は、【延長戦】を戦い抜くだけの体力は十分にありました。
そして、【PK戦】で敗れました。


実は、ワールドカップで日本は、今回のPK戦が2回目の経験です。
そして、PK戦にいまだ勝ったことはありません。


前回のPK戦敗退のときは、
「PK戦は運」、「二分の一の確率」
と誰かが言い始め、そして皆がそれを真実と思い込んでいました。








しかし、今回のPK戦を経験したことで、クロアチアには、PK戦を勝ち抜く技術や精神力があると言うことを、身をもって学ぶことができました。

言い換えると、【PK戦】に勝つためのトレーニングは可能であり、また必要である、と言う事に、私たちはようやく気がつくことができました。






日本にPK戦で勝利したクロアチアは、2回戦で優勝候補のブラジルにもPK戦で勝利し、現在、ベスト4に進んでいます。また、クロアチアは、前回のW杯でもPK戦で勝ち上がり、準優勝しています。




グループリーグで日本が対戦したドイツも、PK戦に強いチームとして有名です。
伝統的に、ドイツ人は、PKを誰も外さないイメージがあり、それが理由となり、常にドイツが優勝候補として名前を連ねる理由となっています。







グループリーグを突破するまでは、日本人にとって、PK戦は、【夢の舞台】
だったのかも知れません。



日本代表が、PK戦を戦うためには、予選リーグを突破し、決勝トーナメント1回戦で、延長戦を引き分ける必要があります。
ほんの20年前までは、日本人のだれもが、そんなことが起こるはずがないと思っていました。




しかし、ワールドカップもグループリーグを堂々と突破できる実力を備えた今となっては、そろそろ、PK戦をイメージしたトレーニングを導入すべき時がきたようです。







若い世代は、これから4年間、あのクロアチアの素晴らしいゴールキーパー、リバコビッチ選手をイメージしたPK戦の練習を繰り返し行う事になるでしょう。

リバコビッチ選手が長い手をゴールの左下隅に大きく伸ばしていく。その逆、右上スミをめがけて、アウトサイドで全力でシュートする。
そうすればゴールできたはずです。




その、リバコビッチ選手の残像が、今回の大会で日本が手に入れた最大の収穫です。






また、これまでは、「日本代表監督は外国人が良い」という根強い意見がありました。
過去のW杯でも、ベスト16に進出したのは、
フランス大会 トルシエ監督
南アフリカ大会 オシム監督から交代した岡田監督
ロシア大会 ハリルホジッチ監督から交代した西野監督
となり、外国人監督もしくは、外国人監督が育成したチームを引き継いだ日本人監督でした。


少なくとも、外国から監督として引き抜かれるような日本人はこれまでは存在しませんでした。




しかし、今回のW杯を終えて、森保監督は、海外からのオファーは間違いなくあるでしょう。





収穫【サッカーW杯】

そして、それだけの監督が、はじめて日本人から出たことは、大変意味のあることです。

監督の外国人コンプレックスが、森保監督により、ようやく払拭された大会だったと思います。









【カタールW杯での収穫】まとめ
①決勝トーナメントにはPK戦がある
PK戦に強いチームが勝ち上がる
そんな当たり前のことに、改めて気がつくことができた。


②クロアチアの素晴らしいゴールキーパーの残像が、日本のPK戦のイメージトレーニングに今後、貢献するということ。


③代表監督は、日本語を話せる方がいいということ。
必ずしも、外国人監督である必要はないということ。




本当に素晴らしい大会でした。
日本代表の皆様、スタッフの皆様、森保監督、本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

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