神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2020.02.11

ベロ(舌)のピアス

ベロ(舌)のピアス

最近では、20才前後の若い人がベロピアスをしているケースは、少なくとも神戸市西区ではほとんど見ることは無くなりました。

だいたい年齢でいうと、令和2年現在で30才から40才くらいまでの方に見られるように感じます。

ベロ(舌)のピアス

オシャレはその人それぞれの自由だと思いますが、ベロピアスに関しては、ガチガチと歯にぶつかることで歯が痛む可能性があるために、歯科医師の立場としては余りオススメはできません。

ベロ(舌)のピアス

私の受け持つ患者さまに聞いたところでは、ベロにピアスを開ける年齢は19才から20才くらいが多いようです。

ピアスを着けてから30才くらいまでの10年は、特に歯に関しては健康上の問題の起きるケースはほとんど無いようです。しかし、年齢が30才を超えた頃から、歯が少しずつ欠けて行く方が多いように感じます。

毎日少しずつの積み重ねで、硬いピアスが歯に接触することが繰り返されて、目に見えない小さな亀裂が無数に入っているのでは無いかと予想されます。

ベロ(舌)のピアス

奥歯が欠けた場合には、見えにくい場所ということもあり、歯医者に行かずに放置する方もおられるようですが、前歯が欠けた場合、欠けた範囲が小さな場合には、レジンというプラスチック材料を埋めて歯の形を修復します。

しかし、ベロピアスを装着されていると、修復しても繰り返し歯が欠けて行くため、このような場合には、外していただくようにお願いしています。

歯が生まれつき頑丈かどうかは、かなり個人差がありますので、全ての方に当てはまるわけではありませんが、歯の丈夫さに自信のない方は、可能であれば30才の誕生日までにはベロのピアスを外されるのが望ましいと思います

ベロ(舌)のピアス

以上は、学術的な調査で明らかになったわけではなく、あくまでいち歯科医師の臨床経験から感じる印象をまとめたものである事をご理解ください。



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