2021.10.14
今回は「天下」の話です。
私たちが日本語で「天下」という時、無意識のうちに、【日本すべて】というイメージでとらえてしまいます。
しかし、戦国時代には、「天下」には、日本全国という意味はありませんでした。
織田信長の掲げた有名な言葉【天下布武(てんかふぶ)】とは、
「室町幕府の支配領域を統一する」という意味です。
この「天下」は、京都南部と大阪府、奈良と兵庫県の一部の地域を指します。
そう考えると、【天下布武】の言葉の本当の意味は、現代日本語で言い表すと、【首都圏制圧】の方がニュアンス的には近いように感じます。