2021.11.09
ありせファミリー歯科ブログにようこそ。院長の同前です。
前回のブログでは、スサノオとツクヨミの同一説についてお話しました。
今回は、その続きです。
ツクヨミは、古事記と日本書紀では漢字で表記されています。
【月詠】【月夜見】【月読】などの複数の表記の場合が存在します。
それでも、「ツク」の部分は必ず【月】と表記されます。
その先入観があるために見落としがちですが、【ツクヨミ】には、
【着く黄泉】という意味にも取る事が出来ます。
古事記の神代の物語の中で、【黄泉】の国が登場するのは2回。
1回目は、イザナミをイザナギが迎えに行く場面。
2回目は、スサノオが母親のイザナミのいる黄泉の国に行きたいとイザナギを困らせる場面です。
(この時は、名前だけの登場です。)
もしかしたら、スサノオは黄泉の国に行き、母親に会うことができたのか、またはその願望を自分の名前として名乗ったのかも知れません。
【ツクヨミ】を、【着く黄泉】と言う意味の名前に解釈すると、その正体は「スサノオ」なのかも知れません。