2022.01.25
医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。
院長の同前です。
受験シーズンです。
今回は受験生の皆さまに、突然の歯の痛みが生じた場合の対処法を、解説します。
実際に歯が痛くなった場合、
すぐに歯科医院を受診するべきかどうか、時間の余裕の限られた受験生にとって、難しい問題です。
以下の状況について、
それぞれのケースについてご説明していきます。
①市販の痛み止めが効く可能性のあるケース
②歯科医院、または病院での処方薬が効く可能性のあるケース
③歯科医院での治療が必要なケース(飲み薬が効かないケース)。
①市販の痛み止めが効く可能性のあるケース。
以下の症状では、すぐに歯科医院を受診しなくても、一時的には市販の痛み止めの効果が期待できる可能性があります。
【冷たいものだけが歯にしみる。食事はとることができる。】
【口の開け閉めで顎が痛い。食事はとることができる。】
【歯茎が腫れていて、指などでおさえたときだけが痛い】
②歯科医院、または病院での処方薬が効く可能性のあるケース。
以下の症状の場合、歯科医院を受診することが望ましいといえます。
ただし、お薬の処方のみでも、症状の改善が期待出来ます。
【噛み締めたときの歯の痛みが数日持続している。ただし、食事はなんとかとれている。】
【歯茎がかなり腫れている】
【つばを飲み込むと痛い。食事には支障がない】
③歯科医院での治療が必要なケース(飲み薬が効かないケース)。
以下の症状の場合、可能な限り、早めの歯科医院の受診が望ましいです。
【熱いものが歯に激しくしみる】
【歯の神経を温存した歯が後日、痛み出した場合】
【歯に何かが触れただけで激痛】
【食事が全く取れないレベルの歯の痛み】
実際には、歯科医師による診察、診断が理想的です。
受験直前などの難しい条件もあると思いますが、ご不安な方は、ぜひかかりつけの歯科医師にご相談ください。