神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2022.05.20

虫歯予防にただ一つ必要な知識【OSタイム】

虫歯予防にただ一つ必要な知識【OSタイム】

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30分おきに甘いものを食べたり飲んだりしたら、あっという間に虫歯ができます。
そのため、小さなお子さんの虫歯予防では、以下のことに特に注意が必要です。
→日頃の水分補給は必ず甘くない飲み物で。
→おやつは子どもの手の届かないところで保管
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虫歯予防にただ一つ必要な知識【OSタイム】

☆歯垢(プラーク)を構成するのは、数百種類の細菌の群れ。
歯にはさまった食べかすを、そのままにしておくと、目に見えない小さな細菌たちが分解して【白いネバネバした物体】ができます。
これが「歯垢(プラーク)」です。







☆「ショ糖」(お砂糖のこと、なめて甘いものは、すべてこのショ糖が入っています)

虫歯予防にただ一つ必要な知識【OSタイム】

「ショ糖」は、ほとんどすべての生物が活動するためのエネルギー源です。







☆「歯垢(プラーク)」を構成する数百種類の細菌のうち、虫歯の原因になるのはたった1種類のミュータンス菌だけです。







☆ミュータンス菌にショ糖を与えると、歯の表面を溶かす「酸性物質」を産生します。
この「酸性物質」が歯の表面のカルシウムを溶かします。
およそ20分〜30分程度、歯は溶け続けると考えられています。

虫歯予防にただ一つ必要な知識【OSタイム】

☆唾液の修復能力により、その後20分〜30分かけて、溶けた歯のカルシウムは、元通りになります。
これを歯科医師たちは、「歯の再石灰化(さいせっかいか)」と呼んでいます。









岡山大学歯学部小児歯科に在籍されていた岡崎好秀先生が学生向けに行われた講義を、一般の方向けにわかりやすくまとめています。

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