2022.07.29
医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。
院長の同前です。
今回は、根管治療の症例紹介です。
左下第一大臼歯の激しい痛みのある状態から治療をスタートしたケースです。
下のレントゲン写真をご覧ください。
当該の歯に激しい痛みがあります。
ブリッジの支台になっていて、金属製の土台が深く入り、根管内のお薬の入り方が甘く、根先の歯槽骨の吸収が見られます。
治療は、
①ブリッジを切断し、クラウンを除去
②メタルコア(金属製の土台)を除去
③根管内のお薬の除去
④根管内の清掃
⑤根管内へのお薬の充填
⑥新しいブリッジの作成
この順番に行います。
①〜③は、可能であれば1回で行います。
「④根管内の清掃」に何度か通院していただき、
痛みの和らいで行くのを確認します。
痛みが消失して、治癒したと判定できれば、
「⑤根管内へのお薬の充填」を行います。
その時の確認のレントゲン写真がこちらです。
幸い、治癒良好で、その後、ブリッジを新しく作成、装着しています。
(今回の治療は全て保険治療の範囲内で可能です。)