2023.01.09
特別な訓練や努力をしなくても、生まれつき人より秀でた才能を有する子ども達の事を【ギフテッド】と呼び、普通のお子さん達から離れた環境で、特別な教育を受けさせるべきだという意見が一部にあるそうです。
どんな人も、子ども時代に、自分と他人の「違い」というものを、人の輪の中で自然に覚えていくのが、自然だと私は考えているので、
物心がつく前に一般の集団から隔離して、「あなたは特別」だと大人が教育することには、違和感を感じます。
普通の学級に通わせながら、せいぜい1学期中に、2〜3回程度、クラブ活動的な指導を、ギフテッドの子どもたちに特別に課す程度で充分だと、私は勝手に考えています。
その指導とは、
①世の中は、軽自動車や普通車を持っている人が99パーセント。
②世の中は、軽自動車や普通車が走りやすい構造に作られている。
③ギフテッドの子どもは、フェラーリのような高性能車のため、駐車場も困るし、目立つし、スピードも出過ぎるので、特別に気をつけるポイントがたくさんある。
④車の性能がどんなに高い場合も、公道では、自分も他人も尊重するマナーが必要だということ。
天才児に、そうしたことを人生の速い段階で教えておくことは、必要だと思いますが、公道を走るのを禁止したら、逆に可哀想な気がします。
ちなみに、ギフテッドの対義語は、「ゲッター」です。
「ゲッター」とは、自分の意思で、訓練や経験や努力によって「技術」や「能力」を【手に入れた人】のことです。
気の利いた対義語がウェブ検索しても出て来なかったので、
わたしが自分で考えてみました。
【ギフテッド】は、なりたいからといってなれるものではありません。しかし、【ゲッター】はその気持ちさえあれば、誰にでもなれる可能性があります。
また、視点を変えれば、「ギフテッド」の子ども達は、社会生活を楽しく送る方法を、人生の中で「ゲット」すれば良いだけなのかも知れません。
