2024.09.09
医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。
院長の同前です。
今年は、私だけかも知れませんが、ほとんど「か」を見ませんでした。もちろん、一度も刺されませんでした。
今年のあまりの暑さに、「か」も元気がなかったのでしょうか。
それとも、たまたま私の周りだけ、「か」がこなかっただけでしょうか。
ところで、日本語では、たった一文字の生き物は、「か」しかいません。
「み(巳)」「ね(子)」などの干支を一文字で呼ぶことはありますが、日常言葉ではあまり馴染みがありません。
やはり、日本語では、「か」だけが、たった一文字の生き物です。
ありとあらゆる生き物がいるなかで、なぜ「か」だけが、一文字の名前がつけられているのでしょう。不思議です。
関係があるかどうかはわかりませんが、実は「世界で最も危険な動物ランキング」によると、人類を最も危険な目にあわせる生物のランキング第1位は「か」だそうです。
年間100万人の人が、「か」によって命を奪われているそうです。マラリアなどの病原体を媒介するのが、その理由です。
ちなみに、2位が「ヘビ」の10万人、3位が「犬」の3万人だそうです。
日本語を大昔に話していた我々のご先祖さまたちは、すでに「か」が人間の命に重大な危険を与える生物として、言葉を使いはじめたごく初期の段階で、名前をつけていたのではないかと想像してしまいます。
日本語の世界において、ありとあらゆる生物の名前が存在します。その全ての生きもののそれぞれの名前に、名前が決まった順番があるはずです。おそらく「か」よりも「かめ」や「カニ」の方が遅かったはずです。
大昔の人たちが、お互いに意思疎通するためにごく早い段階で、名前をつける必要があった生き物。それだけ、人間にとって、注意するべき生き物。
それは、人間の生命に最も危険を及ぼす生物だったのではないでしょうか。
だから、日本語におけるたった一例だけとなる、一つの音の生き物「か」の名前が決められたのかも知れません。この名前は、日本語が成立するごく初期の段階で作られた可能性が高いと思います。
という想像をめぐらせると、はるか古代から「か」が病原菌を媒介して、人間の健康を害するということを、人類は理解していた可能性は高いと予想されます。