神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2024.11.16

【35年前の小学校の卒業式の思い出】

【35年前の小学校の卒業式の思い出】

医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。院長の同前です。




私の出身は岡山県岡山市です。小学校を卒業したのが、たしか昭和63年。今回は、私の35年前の、小学校の卒業式の思い出について、お話しようと思います。
35年前といえば、ドラクエで言えば2がすでに発売されていて、まだ3が発表されていないころ。ドラゴンボールで言えば、TVアニメが始まったばかりのころです。





私が卒業したのは、岡山市立妹尾小学校という小学校でした。当時の岡山県は、全国の男子学生服の、たしかシェア90%以上を占めていた関係で、公立小学校は全て制服が義務化されていました。
制服、制帽で6年間を過ごしました。





卒業式では、特に記憶に残っているのが、3人の来賓のあいさつの言葉です。
今、思い返せば、大変に豪華な顔ぶれだったのですが、その3人の1人目が、たしか現職の岡山市会議員の「田中のりよし氏」、2人目が現職の岡山県会議員の「高木悦夫氏」、3人目が元参議院議員で参議院議長を務めた「秋山長造氏」でした。
私の記憶だけを頼りに書いているので、もしかしたら名前が間違っているかも知れません。





「市町村」の代表者、「都道府県」の代表者、「日本国」の代表者が、それぞれ何を話すのか。また、その人物像はいかなるものか、大変に貴重な機会に恵まれたと、当時の私は思いました。

以下に、記憶を頼りに、記述してみます。





ます、最初にスピーチをしたのが、現職の岡山市議会議員の田中のりよし氏でした。
田中氏は、「君たち」と、私たちに呼びかけて、手元のメモを読みながら、訓示を述べました。
内容としては、当たり障りのない、ありきたりなもので、態度としては、幾分に尊大さを感じました。




次に、スピーチをしたのは、現職の岡山県議会議員の高木悦夫氏でした。高木氏は、「皆さん」と、私たちに呼びかけて、訓示を述べました。高木氏も、メモを読み上げながらのスピーチで、話した内容も、卒業式にはありがちな、ごく普通の内容だったように記憶しています。ただ、小学生向けの内容にしては、幾分、難しい語句を含んでおり、理解しづらい生徒も多かったのではないかと言う印象を受けました。
先の市会議員に比べると、ずいぶんと腰の低いイメージだったように感じました。





最後に登壇したのは、元参議院議長の秋山長造氏です。
秋山氏は、「みなさま」と私たちに呼びかけました。
「これからの人生で、みなさまに大切なことは、【努力】です。」
そう、左手でにぎりこぶしを作り、頭の高さに掲げて、前後に勢いよく動かしながら、【努力、努力、努力】と、3回【努力】を繰り返しました。


そのあとも、
人生を切り開くのに必要なものは、努力、努力、努力。
困ったことを解決するのに必要なものは、努力、努力、努力。
毎日、必要なことは、努力、努力、努力。
辛いことを乗り越えるためには、努力、努力、努力。
夢を実現させるためには、努力、努力、努力。




努力、努力、努力を忘れないでください。



 
私たちの方を向き、こぶしを握りしめて、高くかかげながら、「努力、努力、努力」
と、何度も繰り返していました。




語り口調も、とても丁寧でわかりやすく、決して偉そうではなく、むしろ3人の中で最も腰が低く、しかも力強いスピーチでした。

たまたまかも知れませんが、立場が上になるほど、人間性は謙虚な人が増えるのかもしれないと、子ども心に感じました。




また、「努力、努力、努力」の言葉が、35年も経った今の私の記憶に残っていると言うことは、小学校の卒業式スピーチとして、素晴らしいものだったのかも知れない、と回想してしまいます。

  

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