神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2024.12.29

【国歌「君が代」の話題】

【国歌「君が代」の話題】

医療法人社団ありせファミリー歯科ブログにようこそ。院長の同前です。

今回は、日本の国歌「君が代」の意味の解説の話題です。
私たちは小学校くらいから、さまざまな式典で「君が代」を歌っています。

本来は、和歌だったものにメロディをつけています。和歌の構造上、5・7・5(6)・7・7になっています。

歌うたびに、私は疑問に思っていましたが、さざれ石(漢字で書くと「細石」)がなぜ巌(いわお)になるのでしょう?

大きな岩が、風雨にさらされて、小さな小石になるなら理解できます。しかし、小さな小石が、仮に何万年経過したところで大きな岩になるはずがない。
もしも、世界中の小石が全て巨大な岩に変わってしまえば、国家の繁栄どころか、地球上は人類の生息するのには、適さない環境になるかも知れません。





しかし、先日、読んだ本には、私にとって「君が代」の全く新しい解釈が紹介されており、私にとっては、非常に納得がゆく内容でした。

【国歌「君が代」の話題】

今回は、新しい「君が代」解釈をご紹介します。


「小さな小石」が、「大きな岩」になるなんてありえないと、普通は思います。しかし、実は、たった一つの例外があります。



それは、「砂鉄」や「鉄鉱石」が、製鉄技術によって、「大きな鉄塊」になるという化学反応です。
   

沢史生さんによると、その著作「常陸国河童風土記」において、この砂鉄を原料にした製鉄技術を、国歌建設、そして国家の維持に必要不可欠なものという思いが、「君が代」という国歌に込められているのではないかと、指摘されています。
しかも、この鉄塊は備蓄することができ、国家を維持するために必要不可欠なものです。


この説明に、私が長年抱えていた「君が代」への違和感が解決しました。


ここからは、私の意見になりますが、さらには、鉄塊は兵器・武器の原料になるため、ひとたび戦争になれば、かなりの量が一度に消費され失われます。

もしも、使いきれないくらいの大量の鉄の備蓄があり、しかも苔が表面を覆い尽くすほどの長い期間、戦争になることなく、世界の平和が続くということ。
それを願う和歌だという解釈も成り立ちます。

そう考えながら、改めてこの歌を歌ってみると、非常にしっくりくる感じがします。



また、「君が代」の「君」が天皇陛下を意味すると言う解釈を耳にすることがあります。しかし歴代天皇の御代は、かなり長かった昭和天皇でも64年です。
もしも「君が代」の「君」が天皇陛下だとすれば、千代に八千代に、と歌うのは、あまりに大げさすぎます。


「君が代」という言葉の意味は、単純に、「僕たちの生きるこの世界が」という意味。そして、「国歌」ではありますが、日本人でなくても、同時代を共有して生きている、世界中の全ての人を「君」と読んで歌いかけている。そうした解釈も成り立ちます。


それらを踏まえて、新しい解釈(現代語訳)をしてみたいと思います。




【君が代 現代語訳】
あなたの生きているこの世界が、
砂鉄が鉄塊になることに象徴されるように、
どれほど資源に恵まれて、また科学技術が進歩して、
世界を豊かにすることがあっても、
その資源や科学技術が、銃や刀剣、核兵器などの武器や兵器として使われることのありませんように。
その平和が、私たちの1000代、8000代未来の子孫の代まで続きますように。






サッカーなど日本代表戦などでは、必ず君が代が歌われますが、対戦相手との永遠の平和を願う歌だと解釈すれば、非常にTPOにふさわしい歌詞だと言えるかも知れません。

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