

2026.01.24

ご存知の方もおられるかもしれませんが、ここ数か月、日本国内で局所麻酔薬が深刻に不足しています。
局所麻酔薬とは、歯の治療で使う、麻酔の注射に使うお薬です。
これがないと、多くの歯科治療は行えません。
■ なぜ、こんなことが起きたのか
日本で使われている局所麻酔薬は、実はほとんどすべてが、たった一つのメーカーで作られています。

これは、日本独特の仕組みです。
つまり、その会社に何か問題が起きると、
日本中から麻酔薬がなくなってしまうという状態になります。
そして実際に、その問題が起きてしまいました。
■ 工場のトラブルと、長引く出荷停止
昨年9月ごろ、そのメーカーの工場でトラブルが発生し、麻酔薬の製造が止まりました。
当初は「11月には回復する」という説明でした。

私たち医療関係者は、念のための在庫も持っていたため、
この時点では、そこまで深刻には考えていませんでした。
しかし11月になっても状況は改善せず、
「復旧は難しい」「1月末になる見込み」という新しい連絡がありました。
この時点で、
「本当に回復するのだろうか」
「患者さんに影響が出ないだろうか」
という不安が、現場で広がりました。
■ 困るのは、患者さんです
一番困るのは、治療を受けに来てくださる患者さんです。
麻酔薬が足りないと、
*治療方法を変えなければならない
*説明が増える
*医師の判断が制限される
といった問題が起きます。

私たちは、メーカーの回復を待ちながら、
別の方法を探すことにしました。
しかし、日本国内だけでは、解決はできませんでした。
■ 手を差し伸べてくれた存在
そんな中で、助けてくれたのが、韓国の企業でした。
日本向けに、
*増産の負担や
*コストの増加
を理解した上で、製品を供給してくれています。
実際に使ってみると、
品質は高く、供給も安定しており、
とても信頼できるものでした。
■ おわりに

良い製品を作り、
こちらが困っているときに、
自然に手を差し伸べてくれる。
そんな企業と出会えたことに、
今回は本当に助けられました。
日本のすぐ近くに、
こうした存在があることを、
ありがたいことだと感じています。