神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2020.03.13

【あなた歯ぎしりしてますね】

【あなた歯ぎしりしてますね】

「あなた歯ぎしりしてますね」
歯医者で言われてビックリしたことありますか?ほとんどの方は自覚はないと思います。

「歯ぎしり」「噛み締め」「くいしばり」とも言われています。

お口の中では、毎日毎日、上の歯と下の歯がぶつかり合うことで、いろいろなものを噛み砕いています。

歯に触れるいろいろな物の中で、「もっとも硬いもの」って何だと思いますか?






正解は、反対側の「歯」です。


歯が痛む原因になるのは、何か硬いものを噛んでしまう場合もあるのですが、こうしたケースは実は全体から見れば少数です。

実は「歯」にもっともダメージを与える可能性が高いのは、その「歯」と噛み合う反対側の「歯」なのです。

食事中に歯を痛めるのではなく、何も食べていないときに上下の歯を強く噛み締めることによって、皆さんの歯が痛んでいる可能性があります。



何も食べていないときに、上下の歯が強く噛み締め合うことは、実は日常的に誰もがしていることです。必要以上の力で噛み締め続けると、歯が痛む原因になります。



「歯」のダメージ、特に歯の表面の「エナメル質」のダメージは回復しません。ダメージは蓄積されていきます。

(1日の総噛み締め時間)×(年齢)

数年から数十年かけて一定以上のダメージが蓄積されて行き、「歯」の耐久性の限界を超えた時点で、さまざまなトラブルが起こります。


「歯のぐらつき」「歯のすり減り」「歯の表面が欠ける」「歯が歯根まで割れる」「歯髄に栄養を送る血管の壊死」「肩こりや筋肉の痛み」「顎関節の痛み(顎関節症)」など。
また、義歯の破損や、差し歯の脱離なども起こります。


次回の記事では、その予防策についてお話します。
次の記事【あなた歯ぎしりしてますね②】
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