神戸市西区の医療法人 ありせファミリー歯科 院長ブログ
医療法人社団ありせファミリー歯科

2024.06.25

日本人の遺伝子解析【日本人の起源確定】

日本人の遺伝子解析【日本人の起源確定】

日本人というと、遺伝子解析においては、沖縄人、ヤマト人、アイヌ人の3タイプに分類されるのが、一般的なようです。




最新の遺伝子研究の成果によって、日本人は単一民族ではなく、10種類以上のさまざまな民族が、この日本列島を共同のすみかとして大きな「わ」を作りながら、1〜2万年の歳月をかけて、お互いの区別がつかないくらいに混ざり合った民族だということが判明しました。







日本人の遺伝子解析【日本人の起源確定】

特にヤマト民族の遺伝子の配合率に関しては、多少の地域差はありますが、東北北部から九州南部まで、ほぼ同程度の混ざり具合です。
その配合率まで、すでに明らかになっています。



【アイヌ系】40%
【朝鮮半島系】30%
【中国大陸系】20%
【モンゴル系】5%
【クロマニヨン日本人系】5%
【その他5種程度】合計数%程度
だそうです。





【】内のネーミングは、便宜上、私が勝手につけました。
メインの遺伝子が5種類、上記の配合率で2万年かけて組み合わさって完成したのが、現代の日本人ということになります。






日本人の遺伝子解析【日本人の起源確定】

アイヌ人、朝鮮半島人、中国大陸人、モンゴル人とは、現代ヤマト人は親戚関係にあり、共通のご先祖さまを持っていることがはっきりしています。





さて、問題の遺伝子は、【クロマニヨン日本人】です。この遺伝子は、現代アイヌ人には全く見られず、また世界中でも日本のヤマト人と沖縄人にしか認められません。
そして、全国各地で、必ず5%程度の配合率で遺伝子が確認されます。





日本人のうちの、特にヤマト人と沖縄人にしか受け継がれなかった【クロマニヨン日本人】の遺伝子が、日本人の最大の特徴といえます。





日本人の遺伝子解析【日本人の起源確定】

【クロマニヨン日本人】の遺伝子は、ヨーロッパ最古の人類と考えられている「クロマニヨン人」の、兄貴分にあたる遺伝子を持っています。
世界で最も早くアフリカを出発し、世界の果てを目指して、他に例を見ないスピードで移動し、先住民であるネアンデルタール人、デニソワ人とも混血しながら、無人の日本人列島にたどり着いた人たちです。





ナウマン象を捕食対象として、日本中のありとあらゆる鉱物を調査して、最も適した石材を厳選し、調達した上で、高度な刃物を作成する技術を有していました。
また、世界で最も古くから磨製石器を使用し、船を使って集団で移動することができました。





村を作るときは、必ず建物を「輪」の形に配置するという特徴があります。4万年前から2万年前までの後期旧石器時代の日本の遺跡は、必ず「輪」の形の集落になっています。小さい遺跡なら、数軒程度の輪。大きいものだと100軒以上の家が、「輪」の形に配置された集落が発見されています。






日本人の遺伝子解析【日本人の起源確定】

言語との関係性を考察すると、
【朝鮮半島系遺伝子】→韓国語
【中国大陸系遺伝子】→中国語
【アイヌ人遺伝子】→アイヌ語
【モンゴル系遺伝子】→モンゴル語
という関係が成り立ちます。
となれば、現代日本人の使っている日本語は、消去法から、【クロマニヨン日本人】の使っていた言語だと考えて間違いないでしょう。




また、【クロマニヨン日本人】の特徴として、ナウマン象の絶滅したころに、代替の食糧の候補を研究し、九州地方にのみ存在していた栗を、本州から東北地方まで持ち込んで、人為的に栽培しました。
それだけに留まらず、より多く美味しい実ができるような品種改良にも成功しました。その品種は、現代の私たちが食べている栗そのものであると言うことも、すでに研究によって証明されています。





【クロマニヨン日本人】は、遺伝子解析から、浅瀬の海で漁ろうをしていた民族から誕生したと考えられており、日本人が海や魚を好むのも、その影響かも知れません。

【クロマニヨン日本人】の「Y染色体遺伝子型」は、「C1a1」という分類です。ヨーロッパで発見された「クロマニヨン人」の化石人骨の「Y染色体遺伝子型」は、「C1a2」に分類されています。





最初に説明した遺伝子のうち、Y染色体遺伝子型については、
アイヌ系が「D2」
朝鮮半島系が、「O2」
中国大陸系が、「O3」
モンゴル系が、「C3」
と分類されています。
全て、日本人のご先祖さまです。





アルファベットや数字の小さい方が、早く誕生した遺伝子のようです。
そして、C型、D型、O型、が一つの文化、言語を共有して平和に共存している例は、少なくとも現代では、世界中に、ただ一つ、日本だけだそうです。





たくさんの民族と遺伝子が、日本人を構成する要素になっていることは、すでに証明されています。その多くの民族を一つの輪「わ」に導いたのが、【クロマニヨン系日本人】であり、私たちが今も使い続けている「日本語」だったと、最新の研究成果から、明らかになりつつあります。






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